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長時間勤務をしていた教師が、定時に帰るため工夫したポイント

長時間勤務をしていた教師が、定時に帰るため工夫したポイント

定時に帰る

今からお話しするのは、長時間勤務上等!であった教師(高校教師)の私が、どのようにして

  • 残業ほぼ0
  • 土日も基本休み

こんなことが可能になったのか?というお話です。

 

断っておきますが「目から鱗のアイディア」だとか「大それたことをした」という訳ではありません

もちろん「転職した」とか「辞めた」とか、そういう着地点の話でもありません

 

教師という職業を続けながら

これまで月80時間は残業していた

けど、私なりに努力して

残業0のポジションを確立した!

その全てを、お話ししようと思います。

 

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仕事は仕事ができる人のところにやってくる

私はこれまでに、3校での勤務経験があります。

A校、B校では月平均80時間以上の残業。

C校では、3年ほどは土日の仕事などもありましたが、4年目あたりからは「ほぼ定時」で帰れてましたし、土日も原則仕事をしなくなりました

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よって、C校で行っていた私の取り組みを紹介する形になります。

私の勤務状況(実際のタイムスケジュール)がわかると、より実感がわくと思いますのでよければご覧ください。

>>教師の1日。問題点と改善点

 

いきなり話が変わりますが、教諭5年目になった頃の話です。

同僚の一人に、控えめに言っても教師不適格者な人が赴任して来ました。

どんな人だったかは、「あえて言おう、クズであると!」私が出会った教師の同僚の場合を見ていただけたら、と思います。

 

その人から教師のあるべき姿として学べることは何1つありませんでしたが、ふと私の考えの参考になった部分があります。

仕事ができない人のところには、仕事は来ない

という、事実。

 

仕事ができない人ほど、楽に仕事を終えているなという印象を、その赴任者を見て感じました。

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その人なりの苦労はあったかもしれませんが

 

そこで私は

したくない仕事には「能力がない」アピールをしていくこと

これを始めました。

 

仕事が出来ない(アピール含む)人のところに、仕事はやってこない。

私はC校に赴任してから、部活の主顧問を任されたことがありません

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各年度のはじめに、キッパリと「出来ません。」と言ってきたからです。

 

それでも初めのうちは、部活の仕事はやってきました。

プロフィール写真
顔合わせとか、書類作成、試合等を見に来てくれだとか。

 

半年も経てば、やってこなくなります。

「出来ません。」と言って、それが許されるような環境にあった。

そう言った意味では、同僚に恵まれていたというか、巡り合わせが良かっただけかもしれません。

 

若いというだけで(若さの力を利用しようと)、仕事が舞い込んでくる現場が教師の職場です。

特に、部活動はそれが顕著にあらわれます。

部活動の他にも、オプション業務(よりよい学校にするための施策だったり、準備など)もそうですね。

 

ほかの(特に年配の)先生には任せにくい・頼みにくいことは

男性シルエット
管理職

若い感覚や柔軟な発想で、ひとつ頼むよ

男性シルエット
年配教師

若いから体力あるやろ?

 

こんなことを言われた経験ありませんか?

 

私も実際、C校に赴任して3年目くらいからは、「部活指導してくれ」とよく言われました。

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特に校長や他の(目上の)先生たちから。

しかし私は「出来ません。やりません。」といってきました。

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実際はこんな「きつい」表現じゃないですが

私の周りの人たちからすれば

男性シルエット

あいつは積極性がない

女性シルエット

非協力的だ

と思われていたかもしれませんね。

 

それでも私は部活動に関しては、極力関係を避けることに徹底しました。

その結果、部活動に関する仕事はほとんどなくなりました。

部活指導が出来ないとわかっている人のところには、部活指導の仕事はやってこないのです。

 

部活で生徒を育てるのは諦め、教師の本分で力を発揮しようと考えるようになった。

私は自他共に、C校内では指導できる部活動は無いと認めることになりました。

自分の能力が無いと人にアピールすることは、人によっては自尊感情を大きく傷つけ、辛いものかもしれません

ただし、(その分野に関しては)無能だ、というレッテルを張られれば、一切その分野の仕事はやってきません。

 

「あえて言おう、クズであると!」私が出会った教師の同僚の場合で登場する人と広い意味では一緒です。

出来そうにもない人のところに仕事を持っていくと、リスクしかないから任せたくなくなるのです。

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ここでいう「リスク」とは、生徒や保護者との「トラブル」ですね。

 

ご存知の通り、そのトラブルは(学校として)致命傷になりかねません

なので、私には部活指導をメインで任されることは全くなくなりました。

 

しかし私はそうする事によって

教師本来の仕事の価値を見出すことと、プライベートの充実を図ることが出来た

と思います。

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そう思うとなんだか、気持ちも楽になりました。

 

安易に、「手を抜け、サボれ、無能をアピールしろ。」と言っているわけではありません。

 

私の名誉のためにいっておきますが、毎年行われる生徒による授業評価アンケートでは

受け持った全クラスで、常に8割から9割の高評価を得ていました

分掌業務(進路指導)では

40代、50代を差し置いて、31歳から副部長をしています

 

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生徒のために自分が出来ることは何か?

これをしっかり考えて、そのための行動をして来ました。

 

と、同時に私は

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残業はアホらしい。何が何でも定時に帰る。

という気持ちを強く持ち始めます。

 

そして、そのことにより私が得たのは

  • プライベートの充実
  • より授業を大切にしようとする考え
  • 校務分掌の仕事を丁寧にこなそう

こういった意識や実感でした。

 

具体的に得られた幸せについては、こちらにまとめています。

>>定時に帰ることで勝ちとった、幸せと変化。

 

私がやった、定時に帰るためのテクニック

定時に帰る
(C)佐野菜見/坂本ですが?製作委員会KADOKAWA

部活動を捨てる。

私はそれ以外にも(勤務4〜5年目の頃から)定時に帰ることを目標にしてさまざまな行動に出る事になります。

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今思うと、小賢しいものばかりです(笑)

 

指導できる部活動はありません

私は3・4年目あたりから異動する可能性もあるな、と思っていたので

毎年書く「異動調書」の「指導できる部活動」の欄に「特記事項なし」

と書くようにしてきました。

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校内の異動希望調査でも、希望する部活動は「特記事項なし」と書いてきました

 

ま、校内の書類は書いたところで、こちらの希望を叶えてくれることは少ないです。

しかし、教育委員会に提出する「異動調書」は、希望を通したいというより人事異動を考える部署(教職員課)に出来ないアピールをする目的で書いていました。

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私は部活動指導が出来ない(する能力がない)教師ですよ、ってね。

教師の1日。問題点と改善点でも触れていますが、私は

優勝を目指している(その結果ベスト4に入った)生徒達に、直接実技を教えられるスポーツ(種目)があるにもかかわらず

無能をアピールしたんです。

プライドの高い方、部活指導が好きな方は絶対に真似できないと思います。

 

しかし部活指導は、私の優先順位で上位にはありません。

人生のなかで優先順位が最も高いのは、プライベートを充実させること。

今どきの言い方をすれば、良好なワークライフバランスを取ることだったんです。

 

それを実現させるのに

教師としてのプライドなんか、取るに足らなかった

です。

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正確に言えば、部活指導ができないと見られたくない、というプライドですね

 

ご存知の通り、教師の長時間勤務の原因の1つは部活動指導です。

もちろんそれ以外にもあるし、長時間勤務について書いた記事があるので、読んでもらえると助かります。

 

結局異動することがなかったので、異動先でも活きてきたのかは不明です。

しかし4〜6年で出ることが一般的な教師が、ずーっと同じ学校で勤務していたところにいたことを考えると赴任先の部活が関係していて、私に白羽の矢が立たなかった可能性はあると思います。

 

ともかく、部活動指導が出来ないアピールが功を奏し、部活に割かれる時間を大幅に減らすことができました。

 

根本的な解決に至っていないのは、百も承知

でもこれって、校内の他の先生が犠牲になっているだけに過ぎないことだってことは理解しています。

1人(私だけ)が良くても、全体を見れば私がやらなかった分、誰かが犠牲になっているでしょうし。

 

それって単に

(私がやるはずだったかもしれない)仕事を誰かに押し付けているだけ

なので、褒められたものじゃありません。

 

ただ、そこ(人員配置や教師の負担軽減)を考えるのは、私ではなく、管理職が行うべきことです。

あわせて読みたい記事

県職員の自殺から考えさせられること。幸せと残業とタイムカード

 

良かれと思ってついつい動いてしまうのが、教師の性分です。

そうやって仕事をこなしてしまうからこそ、次から次へと仕事が舞い込んできます。

 

脱出するには、仕事が出来ないことをアピールするしかありません

部活以外の仕事ができるアピールをすればいいのです。

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何を残して、何を捨てるかですね。

 

新年度、または部活が変わるたびに、主顧問に対して

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私は部活指導が出来ません。何かあった時のサポートくらいならできるかもしれないので、その時は言ってくださいね。

程度で留めてきました。

あわせて読みたい記事

子どもの入学式と、生徒の入学式がかぶった!さぁどうする?

担任や副担任を希望しなくなった。

ここは学校によって異なるので一概には言えませんが、学年団には「担任、副担任、学年係」の3つの属性があると思います。

1クラスにつき1人の副担任をつける学校もあれば、2クラスで1人の副担任を配置するところもあると思います。

学年係が存在しないこともあるでしょうね。

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私が勤めてたC校では、この3種類に分かれていました。

 

私は毎年、校内人事の希望調書には、学年を問わず「学年係」を希望していました

担任を外してもらうような選択肢を取ってきた、という方がわかりやすいかもしれません。

 

これはなかなか寂しいことです。

やっぱり

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教師は担任してなんぼ!

って思うからです。

 

担任は、クラスの生徒との関わりが密になれる分、楽しみもあるし、やりがいもあります。

私も、C校で3年間担任を経験して、卒業生も送り出しました。

 

卒業後私を訪ねてきてくれたり、生徒が頑張っているという話を聞いたりすると、本当に嬉しく感じます。

しかし私の優先したいところは、そこじゃありません。

 

部活と違い、担任(副担任)業務は学校全体を見渡した時、力の無い先生らが多いとお声掛けされることもありました

 

なので「絶対に避けられていた」という訳じゃないです。

しかし「極力避けた」ことで、さらに自分の仕事ができる時間を確保していきます

 

繰り返しますが、仕事をせずに給料ドロボー、税金ドロボーになるつもりはありませんでした。

教師として力を発揮する場所、生徒に還元できるポイントを、部活や担任業務といった「長時間勤務に直結するであろう業務内容」からズラしていったわけです。

 

仕事の飲み会には参加しないようになった

飲み会

それまで私は飲み会が好きでした。

お酒も大好きです。

 

しかし、ある時悟ります。

仕事の飲み会は、基本愚痴で成り立っている

のだと。

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愚痴を言いたい、傷を舐めあいたい。そんな目的が強い飲み会に、果たして得られるものがあるのかな?

このように考えるようになりました。

 

仕事には「付き合い」というものがあることは、承知しています。

そのため「自分が望まない飲み会」があることも承知しているし、それを否定もしません。

 

しかし「付き合いの飲み会」というのは、決して「愚痴の言い合いをする飲み会」ではないハズです

付き合いの飲み会とは、民間で言うところの

  • 取引先との接待
  • 会合
  • 勉強会(何の(笑)?)

こんな場合が、いわゆる付き合いの飲み会と言えると思います。

 

参加しなくなってから気づきましたが

教師の飲み会ほど、無駄なものは無かったな

と思います。

 

その場は楽しくわかり合った気になりますが、その飲み会がなくなったからといって分かり合えなくなる、なんて事はありません。

お酒を飲まないと腹を割って話せない関係なんて、本当の信頼関係じゃないです。

 

さらに言えば、教師の飲み会はリスクもあります。

仕事の話を迂闊にしようものなら、誰か関係者に聞かれることだってあるでしょう。

酔っ払って、テンションアゲアゲな様子を見られることもあるでしょう。

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本来、教師も人間なので、見られても問題は無いのですが、世間のイメージは、それを許さないと思います。

 

私は職場に関係する飲み会には、ことごとく不参加を貫きました

歓送迎会や忘年会は当然のこと、学校行事の打ち上げや、小規模である若手の飲み会ですらです。

 

さすがに、輪番制で回ってくる幹事の時だけは参加しました。

会が開かれない事によって、あまりにも迷惑をかけてしまうので(汗)

 

そうして、昔で言うところの「アフターファイブの付き合い」「飲みにケーション」を減らした事で

必要以上に同僚や上司に気を使わなくて済んだ

結果として

仕事は仕事。プライベートはプライベート。

としっかり分けることが出来ました。

 

自分が輝ける場所を確立する

力を抜いて

私は、授業に力を入れようと考えました

長時間勤務の記事でも触れましたが、私が思うに、教師の本分は「授業」と思います。

 

そのため、私は、「部活」「担任」を切ることを望み、そのように行動しました。

でも、正直いうと、担任は切らなくてもいいかなぁと思う部分もあります。

 

担任を切るのは寂しいし、実は担任をしていた時も

「担任をしているから発生した残業時間」なんて、月30時間ほど

なので、民間に比べれば全然少ないですし。

 

でも私は

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「定時に帰る!」という優先順位が、1番

 

なので担任は避けました。

私が勤務していたC校は「困難校」だったから、担任業務には残業が発生しやすくなります。

 

19時や20時に、警察から呼び出しがかかることもありました。

家の人の都合で家庭訪問が20時を回ってからじゃないと無理!ということもありました。

これは、各学期の三者懇談でも同じことが言えますが。

 

話を戻しますが、私は「部活」「担任」を切ることを望み行動しました

そして、そうすることで生み出された時間を「授業」と、私の場合「校務分掌」の仕事にあてることができました。

 

そして、それなりに一定の評価ももらえたし、成果もあったと思います

管理職の人事評価(ボーナスとかに反映されるやつ)も、悪い評価になったことは一度もありません。

 

時間には限りがあります。体力にも限りがあります。

「全部を求めること」は美徳でもなんでもありません

 

一部でも輝ける、自分の力が発揮できる場所があれば、教師としてOKだと私は考えます。

ぜひ

自分が譲れない部分はなにか?

をしっかり考えてください。

 

そして

それをするためには、何を削らなければならないのか?何に全力を注ごうか?と考える。

小さく始める、コツコツ行う。

これが大事になってきます。

働き方に悩む「先生」へ、1度は読んでもらいたいおススメの一冊!

成果をあげるためには、たった2割を集中すればよい?

 

いつでも転職してやる、と思うと気が楽になった

転職

実は保険をかける意味でも、定時に帰る!と意識しだしたころから、転職サイトをみたり、実際に登録したりもしていました。

教師は潰しが効かない?後悔しない転職をするために必要なことは、ズバリこれをはじめとして、転職の記事もたくさんありますから、ぜひご覧いただきたいですね。

>>【タイプ別】転職サポート会社を徹底比較!あなたにあったおススメ紹介。

 

スキルアップだとこのあたりですかね。

 

おススメは、資格取得です。

自分にはこれができる!という自信ができますからね。

運転免許と教員免許だけ?教師の仕事にあると便利な「資格」を取得しませんか?

 

最後に

こんな、逃げの選択肢を取らないと定時に帰れない、今の現場の状況こそが問題です。

 

タイムカードの導入や、土日の手当てを引き上げるだとか、労働環境の改善が喫緊の課題とか言っていますが、どれも長時間勤務を改善するのに

具体性、即効性が乏しい

ものばかりです。

 

ただ、文科省や教育委員会、管理職、広くは社会全体に、責任を問うたり、愚痴を言ったところで

すぐに変わるものでもないし、ましてや自分に即還元されることもありません

 

自分の居場所は自分で勝ち取らなくてはならないのです

 

私みたいに

  • 赴任先に指導できる部活がなかった
  • 周りの人たちが良かった。

など、運やめぐりあわせが関係することも大いにあるので、すべての先生に向けてアドバイスにならないのが悔しい部分ではあります。

 

ですが

  • 自分にとって何が大切なのか
  • 人生に何を求めるのか

これをもう一度見つめなおして長時間勤務は絶対嫌だ!と思うならば、できることからはじめてみてはいかがでしょうか

 

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