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教師の勤務時間問題。長時間勤務になるのは必然?定時で帰るなんて出来るのか?

教師の勤務時間問題。長時間勤務になるのは必然?定時で帰るなんて出来るのか?

学校の教室

教師の働きすぎは、以前から問題になっていました。

2017年8月の記事によると

東京都港区の教育委員会がはじめる「教員の働き方改革」に教育関係者らからの注目が集まっているようです。

「先生は定時で帰ります」など保護者に宣言…東京・港区で進む「教員の働き方改革」

さらに、中央教育審議会の提言も話題になりました。

中央教育審議会の特別部会は29日、タイムカードを使った勤務時間の管理や、事務作業を代行する専門スタッフの配置などを盛り込んだ緊急提言をまとめた校長や教育委員会に対し、すべての教職員の勤務時間を客観的に把握するよう求めた。その方策として、タイムカードや、ICT(情報通信技術)を活用して退勤時間を記録できるシステムの導入などを促した。

 

本日はこれら記事を受けて

教師の勤務時間について思うところ

をお話ししようと思います。

 

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そもそも、残業という概念がない

残業はストレス

朝の職員朝礼開始時刻が、勤務開始時間って人が多いとおもいます。

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概ね、8時前後でしょうか。

 

一応勤務時間は法律上8時間(労働基準法32条)なので

休憩時間「45分~1時間」をいれたら、17時までが勤務時間

が設定されている勤務時間だと思います。

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ということは、勤務時間は8時から17時。

 

これって、生徒が登校している時間(部活動を除く)ともいえます。

生徒が登校している時間=勤務時間

ですよね。

 

この生徒が登校している勤務時間内に

教師として必要な仕事を、すべてこなさなくてはいけません。

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現状、日本の教師に課せられている「教師として必要な仕事」というのは5つに分けられると考えます。

 

  • 話し手(授業・分掌)
  • 聞き手(分掌・生徒保護者対応)
  • 部活動
  • 自己研鑽(研修)
  • 事務処理

このすべてを、休憩時間を抜いて

7時間~7時間30分

でこなすわけです。

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完全に無理ゲーだと思うんですけど・・・。

ってか、休憩時間なんて45分も取ったことないです。
10分あればいい方です。(弁当を詰め込む時間)

 

勤務時間内に終わらない業務は、当然残業して終わらせます。

残業とは?

「勤務時間内」に終わらせられるであろう仕事が
「偶発的、または一時的、または季節要因的」に終わらないから、行うもの。

ここがポイント。

「勤務時間内」に終わらせられるであろう仕事

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え?!ってことは、教師の仕事はもともとが終わるはずが無い量だから「残業」じゃないってこと?

 

そうなんです、もともと教師に課せられた現状の仕事量が7時間かそこらの勤務時間内に終わる業務量じゃないので

教師の仕事に、残業という概念はありません。

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皮肉が入った言い方です。
そう言わなきゃ、やってられません。(泣)

 

 

残業があって、成立する仕事

それが、教師の働き方です。

 

なぜ、教師の仕事は残業になるのか?

効率

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のらりくらり仕事をこなしているから、定時内に仕事が終わらないんじゃないの?

 

世間には、そう思う人もいるでしょう。

 

例えば、授業の準備。

生徒は聞き手の立場ですから特別な準備は必要ないですが

話し手である教師は、そういきません。

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多くの人は、聞き手の立場しか経験しませんから、わからないのでしょうかね。
「授業の準備」一つとっても
「話す内容を理解し、整理する」ってこと以外に、たくさんの授業準備がありますよね。

 

教室の環境整備みたいな雑務(掃除)なんかも授業のための準備になります。

授業で使用する資料作りもそうです。

「授業準備」にかかる時間は、「話す内容を整理するだけ」ではありません。

 

昨今では

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お偉いさん

学校独自の特色を出していこう!

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お偉いさん

アクティブラーニングなど、効果的な教育活動をしていこう

 

など言われているため、単純にプリント刷っておしまい!とはならず

さまざまな工夫や、新たな準備も当然必要になります。

アクティブラーニングを高校の授業でしたいけど、グループワーク以外に思いつかないあなたへ、3つのポイント

 

勤務時間(生徒が登校している時間)である「8時間」の間に

「授業の準備」一つだけでも、必要なすべて行うことは不可能に近い。

ですよね。

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実際、生徒の前に立ってしゃべる時間だってある訳だし。

 

その結果

生徒が帰ったあとに、必要な準備の時間を確保せざるを得なくなります。

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今はまだ「部活動」を入れていませんからね。

「事務処理」や、「保護者対応」も入れていません。
免許更新や中堅者研修等の「自身の研修」なども入れていません。
授業の準備一つで、すでに勤務時間いっぱい使っちゃいそうです。

 

そう。私が思うに

教師の長時間勤務が問題となっているその根源には

「話し手」として必要な準備を「生徒と対面している時間=勤務時間内」に、並走して行うことは不可能に近い

となっていること。

 

この現状を

上に立つ者たちが、「本当に」「具体的に」わかってくれているのか?

というところです。

「先生たちは、子どもたちが帰ってから、授業準備や保護者対応などがあり、長時間勤務になってしまっている。先生たちは翌朝の出勤時間は早く、疲れもたまってます。メリハリをつけた働き方をすることで、これまで以上に、子どもたちと向き合える教育環境としたい」

引用 「先生は定時で帰ります」など保護者に宣言…東京・港区で進む「教員の働き方改革」

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メリハリをつけた働き方なんて、きれいごとにしか聞こえないんだよな。今のところ…。

 

同じ公務員であるお役所の勤務時間はどうか?

ちょっとだけ視点を変えて。

同じく公務員で昔はよく「9時17時」と言われた(今も?)

市役所、区役所などのいわゆる「お役所」さんたちはどうなのか?

違いを見たいと思います。

 

予め申し上げますが

役所には役所なりの苦労や努力があることは分かっているので

誤解なきようお願いします。

県職員の自殺から考えさせられること。幸せと残業とタイムカード

 

まずは勤務時間。

多少の前後はありますが、基本的に役所で働く場合

住民の対応をしている時間=勤務時間

であるからして

教師のそれと、ほとんど同じと言えそうです。

 

しかし前提として全く違うのは

住民は、生徒と違って「話し手」の立場

です。

 

そしてトラブルや要望・その他手続きをしたい人が「実際に窓口に来たら」

それに対応するのが職員です。

 

そう、話の主導権は基本的に「住民」にあります

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学校だと先生が「話し手」生徒が「聞き手」
役所では住民が「話し手」役人は「聞き手」

 

話の受け手側である(お役所の)人は、それに呼応する形で準備や手続きをしていきます。

即日に終了するものは、もちろん即日終わらせますが

予め期間を提示して、3日~7日間の間待たせることも可能です。

 

一方

教師は「相手を待たせる」ということが基本的にできません。

この点も、教師とお役所仕事とでは決定的に違うところです。

 

常に生徒の前にいる訳じゃないでしょ?

先生と生徒

次に浮かぶのが授業以外に教師が何をしているかです。

 

生徒と対面している時間=勤務時間と言ったとしても

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常に生徒の面倒を見ているわけじゃないでしょ?
時間の使い方が、下手なのよ。

 

と、疑問の声(?)が聞こえてきそうです。

 

確かに、保育園や幼稚園などと違って常にべったりとはついていません。

自分の授業以外では、比較的ゆっくり時間を取りやすいのは事実です。

 

しかし

  • 生徒がサボってどっかいっていないか、悪さをしていないか等、校内巡視をせざるを得ない
  • 体調不良やその他配慮を必要とする生徒の対応を、個別でしなくてはならない
  • 分掌業務(生徒指導や進路指導)などに関係する人の、来校対応(大学・専門学校職員や企業、警察や行政の人たち)
  • または、分掌業務内容そのもの

勤務している学校の実態や状況に応じて変わりますが

自分の授業時間以外は、これらの仕事を行う時間にあてなくてはなりません。

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まぁ毎日必ずというわけじゃないですが、かなりの確率でこういった
授業以外の、生徒に起因する対応(業務)があります。

 

ちなみに、1クラスの人数を40人として

教師一人当たりが対応する生徒の数、並びに関係者の人数は

  • 自分のクラス40人
  • 授業を受け持っているクラス数×40人
  • 部活動の部員
  • 上記に関わる関係人(保護者など)
  • 分掌等に関わる関係人

ざっと見ても

一人あたり300人近く、またはそれ以上の人

が、自分のところにやってきます。(可能性含む)

 

そして残念なことに、その先生以外に代わりを務められる人はいません。

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顧客が300人いると言えば、聞こえはいいでしょうか(泣)?

 

これだけの人たちを相手に、今度は「聞き手の立場」として、仕事をしなくてはならない。

 

民間の多くでは自分がいなくても仕事が回りますが、教師の仕事は「授業」に限らず

「自分を頼ってくる人たち」が多いことも、長時間勤務につながってしまう要因のひとつ。

でしょう。

あわせて読みたい記事

教師が民間とズレているな、と感じる仕事に対するプライドの話

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頼られるうちが、華だよ。と言われたことがあります。

 

しかし「聞き手としての仕事」も、決してスムーズにはさせてもらえません。

 

生徒に起因する突発的なこと(多くの場合トラブル)が発生したら「聞き手としての立場」の仕事を「中断して」、事象対応のために時間が割かれることになります。

 

授業の空きコマでは、常に生徒と向き合って(物理的に面と向かって)しゃべることはありません。

しかし、上記のように

「聞き手の立場」としての仕事(生徒に関係するための仕事)が「常にある」状況

なので、さっき言った

「話し手として必要な準備を、生徒と対面している時間=勤務時間内に並走して行うことは不可能に近い」

というのは、大げさでもなんでもありません。

 

授業の準備は、1時間につき1時間

もう少しだけ突っ込みましょう。

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本当に、無駄がないって言えるの?

 

疑り深い気になる人のために。

具体的に授業時間数を使って話をすすめましょう。

 

1週間の総授業数を仮に6限×5曜日=30コマ

とします。

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時間割表を作ると6×5マスになります。
今では6限授業の方が少なくなりつつあるかもしれません。

 

そして、週の総コマ数の内

「半分以上」は授業をしている人が多いと思います。

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今の場合、15コマは授業しているということですね。
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「週15コマなんて、少なすぎる!うらやましすぎる!」という声が、現場経験者のかたから聞こえてきそうです。
実際私も、15コマなんて経験したことはありません(笑)

 

実は、この15コマの授業をするために必要な準備時間は

同じく、やはり15コマ分。

要は

しゃべる時間と「同じ時間」だけ準備には時間がかかります。

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もちろん「手を抜いたら」もっと短くできるのでしょう。

 

しかし

「50分間しゃべる内容を、50分間使って考える」

ということが、「準備時間がかかりすぎ」とはならないハズです。

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参考例を出しましょう。

 

東京のテレビ番組収録(生放送除く)では、1時間番組の場合、2時間の収録時間になるのだそうです。

もちろん「テレビ番組」といえば、収録以外にも取材(ロケ)や編集作業もありますが

あくまでも、演者(出演者)の仕事量・準備量で考えてください。

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演者が「話し手」ですからね。

 

収録じゃなくて生放送(2時間)だとしても

すくなくとも放送開始の2時間前から準備を始めていることでしょう。

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朝の生放送に出ているアナウンサーの出勤時間は「午前2時や3時」と聞いたことがあります。

 

ということは

2時間の収録時間に対して、2時間の準備時間がかかっているということ

このことから

主体的に話す時間=そのために必要な準備時間

ということがわかります。

 

 

先ほどの例に当てはめれば

15コマの授業には、15コマ分の準備時間が必要だ

ということです。

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もっとも、教師からするといかに「授業準備時間を短くできるか?」ということが「仕事量の減少」に直結するので
工夫するポイントです。
言い方悪いですけど、「手を抜くポイント」って言ってもいいですね。

 

仕事で、効率を求めるのは大事なことです。

成果をあげるためには、たった2割を集中すればよい?すべてを頑張ってしまうあなたに読んでほしい1冊

 

 

授業とその準備。これだけで勤務時間を使い切ってしまう。

繰り返しになりますが、教師の勤務時間は労働基準法で定められた8時間と同じように

平日5日間×1日8時間

とみなされています。

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この「みなされている」というのが、諸悪の根源だと思います

 

本来、仕事に充てられる時間というのは

わずか40時間しかありません。

 

その40時間の間に

  • 授業50分×15コマ=12時間30分
  • 授業準備時間50分×15=12時間30分

合計25時間が、本来の教師のやるべきこと「授業をする」ということに充てる時間

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ここで再確認しておきます。
授業数が15コマというのは「授業が少ない」部類に入ります。
私が教師をしていた頃は、平均して18~20コマでした。
多くの先生がおそらくそのくらいだと思います。

 

「合計25時間=授業に関する時間」は教師の業務として、どうしても外せない。

 

これに朝の会や帰りの会(SHR)、毎日の清掃活動の時間を加えれば

1日あたり「合計30分から1時間」は「授業以外で生徒と向き合う必要な時間」として足される

ことになりますから

 

25時間分の「授業に関するもの」に「生徒との時間=5時間(1時間×5日間)」をプラスして

合計「30時間」は、外せない(動かせない)勤務時間

になります。

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30時間が「話し手として」必要な最低時間になります。

 

これにプラスして、先ほど紹介した教師の業務のうち残り4つ。

  • 話し手(授業・分掌)
  • 聞き手(分掌・生徒保護者対応)
  • 部活動
  • 自己研鑽(研修)
  • 事務処理

これらの時間が足されます。

 

話し手として必要な30時間を含めて

5つに渡る仕事量を40時間など終わらせることなど到底不可能です。

っていうか、どう考えても40時間では時間が足りません。

 

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残業の定義、覚えていますか?

 

残業とは、「勤務時間内」に終わらせられるであろう、仕事が「偶発的、または一時的、または季節要因的」に、終わらないから行うもの。

しかし現状はというと

教師がやらなくてはならない仕事内容の量は、到底40時間では終わらない。

 

よって

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先生

週の勤務時間?50時間や60時間でしょ?
月の勤務時間?250時間くらいかな。

 

と考えている先生が、ほとんどだと思います。

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土日の部活も入れれば、週70時間や80時間勤務(月300時間勤務)も当然になってきます。

 

何度も繰り返して恐縮ですが

教師の仕事はもともと、40時間で終わらない仕事を与えられています。

 

残業なんて概念、いちいち考えているほうが疲れます。

 

長時間勤務は、教師の出勤時間を把握していないせい?

定時に帰る

冒頭紹介した記事で

教師の勤務時間が長くなる理由の一つに

そもそも教師は「出勤時間や退勤時間を管理する環境がない」このことが、問題である。

という見方が、世間的にはあります。

学校で教員の長時間労働がやまない背景の1つに、労働時間の管理が厳密になされていないとの指摘もある。今後、港区では、労働時間を把握するためのタイムレコーダーの設置も検討中だという

 

でもこれって、ズレてると思うんです。

 

勤務時間を把握したいのは単にデータを集めたいだけで、根本解決にはならない

もちろん、出勤時間や退勤時間を管理できるようになれば客観的かつ具体的に数字で、いかに長時間勤務をしているか実態把握にはつながるでしょうが

改善策には、全く繋がりません。

 

ま、教育委員会等もそこまでアホじゃない(と思いたい)ので

「働いてる時間を管理したから、長時間勤務が無くなる」とは考えていない

でしょう。

 

しかし、先ほどから話しているように

そもそも教師に課されている仕事内容の量が、到底「週40時間では終わらない量」である。

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だって、「話し手として」の仕事だけでも最低30時間が必要ですから。

 

定時で仕事を終わらせるためには、残された週あたり10時間。

すなわち

1日あたり2時間以内で

  • 【聞き手としての仕事】
  • 【部活動】
  • 【事務処理】
  • 【自己研修】

など、全ての仕事を終わらせなければなりません

 

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無理ゲーじゃね?

 

というように、こんな事は教師じゃなくても不可能だということがわかりますし

やはり現場(上層部)もわかっているようです。

 

記事にもそう書いてあります。

実際、各学校の取り組みをみてみると、長期休業期間中は多くの学校で定時退勤(午後4時45分、午後5時など)を目標に掲げるが、中には「午後6時30分には退勤する」程度にとどめた学校もある

初めから白旗振ってる訳ですね。

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午後6時30分って、既に1時間30分の残業ですかね。
授業がない長期休業中ですら、既に残業ありきで働き方を考えているなんて
白旗振っていますよね。

 

 

現場がこんな状態である事を上はすでに知っているのに

今更勤務時間を把握したところで、何がかわるというのでしょうか?

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タイムカードの導入は、データを取るためだけ?

私が思うに

教育委員会の本音は、タイムカードを導入して単に「データ収集をしたいだけ」だと思うのです。

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実際、そういっていますしね。
タイムカードは「定時退勤」の手段ではないということですね。

 

さらに私は、その集められたデータを基に

「労働基準法における変形労働時間に落とし込みたい。」

っていう狙いが、あると思うんですよね~。

以下、文科省のホームページより

変形労働時間制変形労働時間制
(1) 労働基準法における変形労働時間制の概要

民間労働者は、労使間の合意がある場合には、1ヶ月間の変形労働時間制(労基法第32条の2)や、1年間の変形労働時間制(労基法第32条の4)が認められている。
(参考) 『変形労働時間制』

概要:ある一定の対象期間において平均して1週間当たりの労働時間が40時間を超えない範囲で、同期間内の特定の週において40時間以上、特定の日において8時間以上の労働をさせることができる制度

制度の趣旨:労働者の生活設計を損なわない範囲内において労働時間を弾力化し、週休二日制の普及、年間休日日数の増加、業務の繁閑に応じた労働時間の配分等を行なうことによって労働時間を短縮することを目的とするもの。

1年間の変形労働時間制の趣旨:例えば、建設業や百貨店などの販売業のように年間を通じて業務の繁閑を繰り返す業種において、それぞれの事業形態に合わせた労働時間を設定することにより、労働者が効率的に働く事や労働時間の短縮を可能にするもの。

残業代つけるわけにもいかないし、「働き方改革やらなんやら」で長時間労働はうるさいし。

教師の給料、30代・地方・高校教諭の退職金も公開!教師から転職をすべきか?

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教育委員会

もうあとは、現場で勝手に帳尻あわせといてよ。
年間の勤務時間だけ気を付けておいてさ。

 

ってなるんだろうなぁ。

 これからの教師の仕事はどう変わる?!働き方やスタイルの変化を予想してみる

 

まぁ、「出勤退勤時間を導入」して喜ぶ人は多いでしょうね。

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これだけ働いている、ってことが客観的にわかってもらえるから。

 

反対に、喜ばない人も一定数存在しているでしょうね。

プロフィール写真
管理職とか、うまく無断遅刻、無断早退、無断欠勤している人たちとか(笑)

 

 

いずれにしても、勤務時間を正確に取り始めたところで教師の長時間勤務の改善には、何ら効果は期待できません。

 

いっそのこと、残業手当支給してみませんか?人事院の皆さん。

勤務時間のデータを取りたい目的って

勤務時間超過分について、労働基準法に則って「1.25倍の賃金」を支払うため

に取るわけでは絶対ありませんよね。

プロフィール写真
あ!

 

いっそのこと、そうしたほうが

上に立つもの(管理職や教育委員会)は、「経費(人件費)を減らそう!」と「迅速的かつ効果的」な手立てを考えくれる

かもしれませんねぇ。

男性シルエット
教育委員会の人

残業代支払うくらいなら、新しく(非常勤でも常勤でも)教師や事務員を入れたほうが安いじゃないか!

 

って。

 

勤務時間が長期化する原因の最たるもの、それは・・・

教師の本来の仕事の内容は「話し手として」仕事すること。

すなわち、授業

です。

 

そこに係る時間は最低30時間は必要です。

いいですか?

週15コマ(15回)しか授業しない人ですら、これだけは必要なのです。

 

これに付帯して

  • 自分のクラス40人
  • 授業を受け持っているクラス数×40人
  • 部活動の部員
  • 上記に関わる関係人(保護者など)
  • 分掌等に関わる関係人

など、ざっと見積もっても300人以上を相手に

「聞き手として」の仕事も外すわけにはいきません。

 

「話し手」「聞き手」だけの仕事量で、週40時間の労働時間は簡単に埋まる。

よって

それ以外の業務は、すべて長時間勤務になる原因

です。

 

もう一度いいますよ?

長時間勤務になる最大の理由は

  • 【部活動】
  • 【自己研修】
  • 【事務処理(学校行事、成績処理含む)】

この3つの仕事を「話し手として」「聞き手として」働きながらこなしているから

 

教師の労働環境を本気で改善させようと思うのであれば

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偉い人

本来の仕事だけで、週40時間が必要なのか。

 

としっかりと認識して

  • 【部活動】
  • 【自己研修】
  • 【事務処理(学校行事、成績処理含む)】

この3つの仕事を、完全に無くす

しか、道はありません。

 

例えば、部活指導を有資格にするとか、外部に任すとかね。

これからの教師の仕事はどう変わる?!働き方やスタイルの変化を予想してみる

 

 

それができないなら

「教師が定時で帰る」などということは、夢物語や理想論でしかありません。

 

参考

最後に、記事にコメントを寄せていた

巨大組み体操、スポーツ事故など「学校リスク」について情報発信する名古屋大学大学院准教授の内田良さん

の発言内容(記事引用)と、ネットの口コミを参考までに紹介しておきます。

この港区の取り組みについて「多くの学校がまだ無風状態のなかで、少しずつ声を上げ始めた学校がいることは、これからの改革に大きな期待を抱かせてくれます」と、評価する。

民間で働き方改革への大きなうねりが起こっている中、教員の労働環境についても同様の改革はなされるべきだろう。保護者もまた、その働き方改革に協力することが必要であることは言うまでもない。

非常にいい取り組みだと思う。
教員でなくてもできる事務作業を専門の事務員に任せてもいい。

教員本人が望むなら別だが、教員は教育に専念し、部活動は外部専門員に任せれば良いでしょう。これ以外の事務的な仕事も外部に任せれば良いと思いますが、ここで人材派遣会社を使用するのは反対です。

安い給料で人を使うのではなく、正規社員を雇って行うべき。
先進国で最も教育に費用を裂いていない日本はそれくらい使わないと。

記事に寄せられていたコメント

いい取り組みだと思う。
気持ちにゆとりがある状態でないといい仕事が出来ない。

ただし、仕事量が減るわけではない。

“教育”と名のつくもの、子どもに関する全てを学校に丸投げする風習もあらためていかなければならない。

家庭を中心に、学校や地域がそれぞれの役割責任を果たしていけるように。子どもたちが健全に育っていけるように。

 

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