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リーダーシップとは?生徒に響く「声かけ」の違いについて

リーダーシップとは?生徒に響く「声かけ」の違いについて

leadership

先生に求められる能力の一つとして

リーダーシップ

があげられます。

 

しかし、むやみやたらにリーダー論を学んだところで

男性シルエット
生徒

この人は、頭でっかちで威張っているだけだ。

女性シルエット
生徒

この先生は、私のことなにもわかってくれない。

 

なんて事態になりかねません。

 

そこで本日は先生に身につけて欲しい「リーダーシップ」について話を進めていこうと思います。

特に「ある事象を例に、具体的にどのような「声かけ」をしたらよいか?」これについて、お話しようと思います。

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信用は、押しつけて得られるものじゃない

男性シルエット
先生

いい加減にしろ!言うことが分からないのか!!

女性シルエット
先生

ちゃんとしなさい!ちゃんと!

 

最近は「叱る」という指導も、気を遣うようになってきましたね。

それでも時として、先生は生徒に対して、声を荒げなければなりません。

 

教育上必要だから・・・と言えば、聞こえはいいですけど

やたら注意していれば、こっちが悪者になりますし

生徒との関係はもちろん、保護者との関係も悪くなります。

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何度言っても言うことを聞かない生徒は、こっちが嫌になってきます。

 

ついつい

  • 言うことを聞かない生徒
  • 何度言っても教師の指導にのってくれない生徒

このような生徒に対しては、上から目線で「命令」をしてしまいがちです。

 

しかし

命令ばかりしている先生は、生徒からの信用を得られていない。

ってことが多いです。

 

なぜか?

信用は、上から押しつけてばかりじゃ得られないからです。

 

生徒のシャツが出ているとき、あなたはどう指導しますか?

例えば、目の前にいる生徒の、服装が乱れていたとします。

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制服のシャツ(の裾)が出ているとしましょうか。

 

こんな時、あなたならどう声かけしますか?

男性シルエット
先生

おい、シャツが出てるぞ。しまえ。

 

もちろんこの声かけで、シャツの裾をズボンの中にしまう生徒が多いでしょう。

しかし、この声かけが通用するのは

生徒との信頼関係が、既にある程度確立している状態

です。

 

例えば

  • 赴任したばかりだとか
  • 面識があまりない生徒だとか
  • どうも付き合いにくい生徒だったりとか

これらの場合、最悪

男性シルエット
先生

見なかったことにしよう・・・。

 

とスルーしてしまう先生も、いるかもしれませんね。

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昨今では「逆ギレ」されてこちらが傷害を負うこともあるので、これはこれで一種の防衛本能かもしれません。

 

信用がいまだ十分に得られていない先生は、生徒に対してどのような声かけをしてあげると、いいのでしょう?

 

信用を得るために、まず相手を信用すること

突然ですが、あなたは

フィードバック

という言葉をご存じでしょうか?

フィードバックとは、結果を原因に反映させること。

元々、回路制御で用いる言葉のようですが、最近はビジネスでよく使われる言葉です。
教育現場でも聞くようになりましたね。PDCAサイクルなんかとともに。

 

フィードバックで重要なのは

経営者や上司など上の立場の人が、従業員や部下に対して指導する時「効果的・効率的」に行うこと。

これだといわれています。

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これは教育現場でも、同じことが言えそうです。

 

上の立場の人が、従業員や部下に対して指導する。

これは、リーダーシップを発揮することと同じです。

 

リーダーシップとは、指導者や指導者としての地位。人をまとめたり統率したりする能力のこと。

経営者や上司はもちろんのこと、先生にだって求められる能力です。

 

教師は、経営者や上司と似ている部分があります。

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「学級運営」や「クラス経営」って言いますからね。

 

だからこそ、教師もきちんと「リーダーシップ」を身につけてもらいたい。

これからの時代「ティーチング」ではなく「コーチング」が重要だと言われています。

これからの教師の仕事はどう変わる?!働き方やスタイルの変化を予想してみる[wp-svg-icons icon=”exit” wrap=”i”]

 

「支援する」のが教師の役割だとしても、正しい「リーダシップ」は身につけておきたいものです。

男性シルエット

リーダーシップやら経営者やらは、わかったけど
さっきの「シャツのくだり」の答えはなんなのさ?

忘れてない?

プロフィール写真
ちょっと話が脱線し過ぎましたか?

話を戻しますね。

「シャツが出ていた」という結果に対して、どのような声掛けをすれば、リーダーシップが発揮できるのか。

プロフィール写真
どのように、フィードバックしてあげればよいか?

 

そのためには「フィードバックの5段階」が必要になってきます。

 

フィードバックの5段階とは?

フィードバックの5段階とは

  1. 事実指摘
  2. 主観や感想を伝える
  3. 評価
  4. 提案
  5. 命令

この5段階を意識して声掛けをしていくことをいいます。

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生徒のシャツが出ていた、という事象を例に話をしていきましょう。

 

事実指摘

生徒のシャツが出ている。

こんな時、まずは

男性シルエット

シャツ出てるよ

 

と声掛けをします。

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シャツが出ている事実だけを、生徒に気づかせてあげましょう。

 

注意とは違います。

 

あくまで

「シャツが出ている事実だけを伝える」

です。

 

上から目線の先生は、この段階ですぐに

男性シルエット
上から先生

おい、シャツが出てるぞ!しまえ!

 

このように、5段階目の「命令」までしちゃいます。

 

早い、早い。

初めは、「気づかせること」

 

たったこれだけで、多くの生徒はシャツを自らしまうでしょう。

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2017年に流行った言葉「忖度」と似ているかもしれません。

 

主観や感想を伝える

1度気づかせただけでは、変化が無い生徒もいるでしょう。

男性シルエット
生徒

え?あ、そうですか。

 

と事実を受け止めただけ。

もしくは

男性シルエット
先生

また、シャツが出ている…。

 

と、2回目・3回目の場合もあるかもしれません。

 

事実を指摘しただけでは変わらなかった場合、次のステップに移ります。

主観を伝えます。

 

男性シルエット
先生

変だよ。

 

表現方法は、指導する学年やあなたの年齢にあった表現がいいと思います。

生徒との対応、年代別の指導方法[wp-svg-icons icon=”exit” wrap=”i”]

プロフィール写真
砕けた表現を使った方がわかりやすいのか、冷静に(ドライに)言った方が伝わりやすいのか。
これによって、伝わり方も大きく違ってきます。

 

ただし、いきなり主観オンリーで声かけするのは危険です。

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自分の中のイメージだけで発言すると、受け手と大きく乖離している場合、信頼どころか不信感につながりますから。

>>担任から言われて嫌だったこと。

 

これでも効果的に伝わらなければ、次のステップです。

 

評価する

あなたの主観を伝えただけでは、ダメな場合

次は、客観性を持たせます。

すなわち

評価を与えます。

 

例えば

男性シルエット
先生

だらしがないよ?

 

という声かけです。

 

しかし、第3段階「評価」には注意が必要です。

なぜなら、主観と客観の違いをはっきりと区別をして、評価するのは案外難しいからです。

 

例えば

どちらが客観的にみてよいと判断されるか
© 2017 KANKO GAKUSEIHUKU CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

このイラストを見て、右側の生徒を「カッコイイ」と思う生徒はいるでしょう。

左側の生徒を「まじめでダサイ。」と言ってしまうような生徒でしょうね。

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ひょっとすると、先生の中にもいるのかもしれません。

 

しかし「カッコイイ」という主観的な要素を取り除いて、客観的にみたら「だらしがない」のは、やはり右側です。

「ダサい、ダサくない」は客観性がありません。

 

評価は周りがするものです。

よって、本来「評価」というのは客観性しか存在しません。

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そういう意味で「自己評価」というのは「主観」なので、あまり意味が無いように思います。
無くしてほしいですね、「自己評価表」(笑)

 

しかし、評価をはき違えてしまうと、右側の生徒に対して

男性シルエット
先生

そんなダサイ恰好するなよ

 

これが「評価」だと思って、声かけをしてしまうかもしれません。

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これは、ステップ2「主観」です。

 

第2段階で効果が無かった生徒に対して、再び主観による意見や評価をすることは、あまりおススメできません。

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価値観の押し付けになるだけです。

 

評価する場合、あくまで客観的な判断で

ステップ3は、このことに注意しましょう。

 

提案

第3段階まできても、一向に改善が見られない…。

ここまで来た場合、ひょっとすると、生徒は

男性シルエット
生徒

・・・どうしたらいいかわからない。何をしたらいいんだろう…?

 

という事態に陥っていることも、考えられます。

 

そこで次にあなたがするべきことは

提案をしてあげること

男性シルエット
先生

シャツ、しまったら?

 

指示待ちの生徒は、多くいると思います。

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これまでの教育方法のせいかもしれません。
(そんな教育に携わってきた、一人です。…反省。)

 

自ら考えて行動するのが、苦手な生徒も多いです。

そんなときは、指導者であるあなたが「こうすれば良くなる」という提案まで、してあげてください。

 

命令する

いよいよ最終フェーズです。

提案したにも関わらず、それを実行しようとしない。

そんな時は

男性シルエット
先生

今すぐ、シャツをしまいなさい。

 

このように

「命令」をすることになります。

 

逆にいえば

「命令」をするのは、最終段階に来た時だけです。

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「気づかせる」第1段階から「提案する」第4段階まで
完全にスルー、鬼スルー、ノータッチ、ノーリアクション、バックオーライ。
こんな状況になったときだけです。

 

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ネタ元分かる人いるかなぁ・・・?

 

命令するのは、最後でいいです。

  1. 事実指摘
  2. 主観や感想を伝える
  3. 評価
  4. 提案
  5. 命令

この順番が、大事になってきます。

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くれぐれも、段階を「飛ばしたり・まとめたり」しないようにしてください。

 

生徒を信用して声かけ、主体性を促す

 

フィードバックの5段階

上から目線で頭ごなしに叱りつけず

「フィードバックの5段階」を活用することで

生徒の主体性がうながされる。

その結果、生徒はあなたのことを信用して、自ら行動し始めます

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時間がかかるので、即効性は低いです・・・。

 

大事なのは、生徒から信用されること。

そのために、まず

生徒を信用する、主体性を促す

このことが、大切です。

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ただし、生徒を信用しすぎるのも心配です。私は失敗したことがありました。

 

生徒に放った言葉一つで校長から呼び出し!教師としての発言は自身が思っているよりも重みがあるようだ[wp-svg-icons icon=”exit” wrap=”i”]

 

応用も利かせられる

フィードバックの5段階は、生徒の主体性を促すものなので、様々な場面に、応用が利かせられます。

部活指導なんかもそうです。

男性シルエット
顧問

よし、次は○○の練習だ!準備しろ!

男性シルエット
部員

はいっ!

 

これで何の問題もありません。特に運動部なんかは。

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強制的に「黙って、やっとけ」も時には必要だ、ということもあるでしょう。

 

しかし、ここでフィードバックの5段階を活用する。

○事実を伝える

男性シルエット
顧問

この間の試合、○○ができなかったな。

男性シルエット
部員

はい。

○主観

男性シルエット
顧問

俺は、それが悔しかった。

男性シルエット
部員

はい。

○客観的評価

男性シルエット
顧問

勝てたチームは、○○が上手かったな。

男性シルエット
部員

そうですね。

○提案

男性シルエット
顧問

○○を強化したいんだが、こんな練習をしないか?

男性シルエット
部員

わかりました。

○命令

男性シルエット
顧問

さ、準備しろ!

男性シルエット
部員

はい!

 

といった感じで

 

生徒にとっても(場合によっては、先生にも)

フィードバックの5段階を応用すれば「なんのために指導されているのか、何が欠けていたのか」が明確になり

練習も、より質の高いものになるかもしれません。

 

特にスポーツの場合

試合中は「生徒一人ひとり」が「自ら考えて」動かなくてはならないので

主体性を向上させて、練習に取り組ませることは非常に効果的だと思います。

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上記例は、あくまで「脳内イメージ」です。
現実的にはそう上手くいくことばかりじゃ無いと思います。
しかし、頭のどこかに置いておけば、活かされこともあるハズです。

 

なぜ、主体性を促すことで信用を得られるのか?

心理学的に

返報性の原理(法則)

というものがあります。

人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。

引用 Wikipedia

プロフィール写真
何かしてもらったから、返さなきゃという心理ですね。

 

生徒が自分を信用していない(フラットまたはマイナス)状態で、命令しても

男性シルエット
生徒

は?うっとおしいんですけど。

 

となりかねませんが

フィードバックの5段階を意識した声かけならば

段階によりますが、総じて「生徒自身に行動のオンオフ」を委ねているので

男性シルエット
生徒

先生は、自分で気づかなかったことを教えてくれた

 

と、なりやすく

男性シルエット
生徒

この先生が言うなら、間違い無い。

 

という心理がはたらき、最終的には

男性シルエット
生徒

この先生についていきたい、褒められたい、認められたい。

 

と考えるようになることが期待されます。

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あくまで一般論ですので、目の前の生徒に即した対応は必要です。

 

この「フィードバックの5段階」が万能だと思いません。

なぜなら

教師は、目の前の生徒にあわせた指導が必要だからです。

 

詳しくはコチラの記事にまとめていますので、ご覧下さい。

教師は何者であるべきか?[wp-svg-icons icon=”exit” wrap=”i”]

 

それでも

頭ごなしに叱ってばかりいる先生と、生徒の自主性を促すように指導する先生。

生徒はどちらの先生に対して、信用を高めていきやすいか?

これを考えれば、自ずと答えは見えてくるはずです。

 

リーダーシップを発揮するために、必要な声かけのまとめ

教師としてリーダーシップを発揮したいとき

生徒からの信用(信頼)が必要になります。

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教育は、信用があってこそ成り立ちます。

 

その信用関係(信頼関係)を構築する上で

生徒に対して「フィードバック」することが必要になってきます。

 

そこで、生徒へフィードバックするときに、次のような段階を意識します。

  1. 事実指摘
  2. 主観や感想を伝える
  3. 評価
  4. 提案
  5. 命令
男性シルエット
先生

イマイチ、生徒がこちらを向いてくれない。

女性シルエット
先生

指示したことを、生徒が聞いてくれない。

と悩んでいるあなた。

 

ぜひ「フィードバックの5段階」を実践して

教師に必要なリーダーシップを、身につけてください。

 

最後に

この記事を書くに当たって参考になった本と記事の紹介です。

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本も、この記事の引用で知りました。
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スティーブンRコヴィー「7つの習慣」です。

ビジネス書として非常に有名だそうで

「リーダーシップ」を身につけたい人にとって、必読の一冊だそうです。

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知りませんでした・・・。

 

ただ、500ページ以上もある・・・。

女性シルエット

うぅ、読むのに時間が・・・

 

 

というあなた。

こちらがオススメです。

こちらは漫画版で、ボリューム的にも非常に読みやすかったです。

 

 

参考にした記事はコチラ。同僚や目下の人から信頼され、味方になってもらうには?[wp-svg-icons icon=”exit” wrap=”i”]

 

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