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教育困難大学ってなんだ?何が言いたいんだ?!

教育困難大学ってなんだ?何が言いたいんだ?!

大学の講義

あなたは

教育困難大学

と言う言葉、聞いたことがありますか?

 

この言葉を初めて見たとき

「こんな大学は、イヤだ!ということを言いたいのか?」

と思いましたが、どうやら的外れ。

 

本日は、この教育困難大学という言葉、及び、その言葉を知ることになったきっかけと、進学にまつわる話を、私の経験や意見を混ぜて、お伝えしていこうと思います。

 

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教育困難大学とは?

きっかけは11月8日。

ツイッターを覗くと「おすすめトレンド」に表示されていました。

教育困難大学

 

聞いたこともないし、言葉のインパクトはあるけど

何が言いたいのかも、よく分からない。

 

「こんな大学には入るなよ!」

っていう、「炎上上等」のツイートかなぁ?とすら思ったのですが、全然違いました。

 

教育困難大学の意味

【「教育困難大学」のあまりにもひどい授業風景-小学生レベルの知識が欠落している学生たち」】ー2017年8月3日東洋経済ONLINE

この記事が、トレンドの発端のようです。

 

この記事を書いた「朝比奈 なを」さんが

このような大学には、「教育困難校」と呼ばれる高校の卒業生が多数入学している。大学進学率が低く大学入試が難しかった時期には、進学できなかった学力層を多数抱えている高校だ。筆者は、高校からの連続性を踏まえて、どのような学力の志願者でも受け入れている大学を、「教育困難大学」と呼びたい。

引用 「教育困難大学」のあまりにもひどい授業風景-小学生レベルの知識が欠落している学生たちー朝比奈なを

と話しています。

 

ようは

教育困難大学=どのような学力の志願者でも、受け入れる大学

とする、ってコトですね。

 

朝比奈なをって?

朝比奈なをさんとは、教育ライターです。

高校教師の経験もあって、さっきのあわせて読みたい記事によれば、現在も、大学で講師としてはたらかれているようですね。

 

朝比奈さんは、主に、進路アドバイザーとして

高校生・保護者対象の講演活動、教育に関する執筆活動など、多方面から教育にかかわり

高校教育、高大接続、子どもの貧困などについて、情報を発信されている

という人。

私は「名前は、見たことあるな。」って程度。

「ブラック部活動」で知られる、内田良さんと同じくらいのレベル。

ってか、そもそも「教育×情報発信者」というと

林修さん、尾木ママ

あたりしか、ぱっと思い浮かばないかも・・・。

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ところで、「朝比奈」って名字、かっこ良くないですか?

伊集院や御手洗なんかと比べ…

・・・っと、ダメだ。脱線、脱線。悪い癖だぞ、私。

 

記事を読んだ所感

勝手なお世話ですが、上記記事、及び、あわせて読みたい記事を流し読み(失礼。)をして

内容を簡単にまとめれば、こんな感じです。

  • 教育困難高校から、仕方なしに(不本意に)大学進学してくる生徒がいる。
  • 大学生の学力低下が嘆かわしい。
  • 大学生の主体性に学ぶ姿勢が乏しい。
  • そんな大学生達を教えている、大学の立場や現状を伝えたい。

 

恥ずかしながら、この記事で初めて

Fランク大学

という呼称をしりました。

誰でも入れる、または受け入れる(Free)というところから来ているだとか。

 

この記事を読んで、率直な感想としては

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で、何が言いたいの?何を問題にしたいの?

って感じました。

 

教育困難大学という言葉で、伝えたいこととは?

ライターの朝比奈さんは、教育困難校の情報に長けているようです。

 

私は関西で教師をしていたからか、「教育困難校」と言うことはほとんどなく

単に「困難校」って言うか

「しんどい学校」

って、言うことが多かったかな。

そっちの方が、ニュアンス的によく伝わると思っているし。

 

そして実際に「しんどい学校」に勤めていた経験が、私にもあります。

ほぼ毎日、喫煙、暴力、窃盗、深夜徘徊など、何かしらの(刑事事件に絡むような)事象で、職朝時に報告(兼、会議)が絶えませんでした。

 

私が勤務する数年前までは

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教師

おい、学校に吸い殻を捨てるなよ。

って、生徒に対して指導していたような学校。

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この発言のどこが「ズレて」いるのか、分かってくれますか?

そんな、しんどい学校・・・もとい「教育困難校」の実態を、少なからず知っている立場だからこそ

教育困難校っていう言葉は、教師の仲間内だけが使う言葉

だと思っています。

  • 「〇〇学校はしんどい学校だから、生徒指導に時間割かれるよな?」
  • 「困難校から赴任したから、勉強教えられる自信が無いよ。」

教師であれば、言われなくても「教育困難校」なんて、程度はどうあれイメージ出来る。

 

反対に、一般の人(生徒保護者含む)が知ったとすれば

レッテルを貼る

だけのような行為になってしまう。

 

これって、「危ない。」と思ったんです。

 

ついつい、すぐに「答えや結果」を求めてしまう、私たちだから

目の前に商品説明をした紙札(レッテル)があれば、その情報しか興味がないし、信じない

 

教育困難大学、って言葉を知って

「〇〇大学や〇〇大学のコトだよね?」

ってことしか、興味がわかない。

 

その商品説明を生み出した背景や事情、「そこから何がわかるのか?」を想像することは、しない。

だって、紙札に書かれた情報(=答えや結果)が、すべてだから。

 

そこで、「教育困難大学」という言葉を生み出してまで朝比奈さんは何を伝えたかったのか?

これを、私なりに考えます。

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平たく言えば、読書感想文みたいなものです。

 

裏口入学じゃない限り、学生に対して、大学側がとやかく言うのはおかしい。

AO入試にしろ、指定校推薦にしろ

入試制度の一つとして、確立されたもの

を利用し、学生が合格した(入学を許可された)からこそ、入学します。

 

そして、それらの試験は、試験である以上、あくまでも

合否の判断は、大学の裁量によるもの

です。

数は少ないですが、AO入試や指定校推薦で、不合格となる生徒も見てきました。

大学の判断で、合否を決めている証拠であり、何でもかんでも入れる(受け入れる)入試制度ではありません。

 

逆に、何でもかんでもとりあえず願書さえ出してくれたら、合格にしますよ。って暗に言っている大学って

その大学側(大学の在り方)に、問題があるわけで、決して入学してくる学生に、問題があるわけじゃない。

と思ってしまうんですよね。

 

問題ある学生を求めたのは「大学側」じゃないの?って話

男性シルエット

走れる車を用意してくれ。車検が通っていれば構わない。

と言っておきながら、いざ乗り出してみて

  • 「カーナビが無いじゃないか。」
  • 「パワステが無いじゃないか。」
  • 「4WDでは無いじゃないか。」
  • 「燃費が悪いじゃないか。」

文句を言っているようなもの、って感じちゃうんですよ。

 

車を欲しがった理由は、装備(オプション)が欲しかったからなの?

車を利用する目的は、車を使ってどこかに行きたいってことじゃないの?

 

「雪山をFF車ノーマルタイヤで攻める」みたいに目的地にたどりつかない「不安」があるなら、はじめからそれに見合うような条件を出すべきで。

 

車を学生に戻して、話をすれば

大学は、募集した学生と一緒に、どんな目的地を目指したいのか?

この「前提」を忘れているって感じます。

 

だからこそ、事前に大学や専門学校などは

AO入試や指定校推薦を実施する「募集要項」に、「求める学生像」を併せて記載しているんでしょ?

 

条件等を全く無視して、入学してくるような「裏口入学」ならともかく

入試を受けて、入学を許可した学生に対して、大学側が「あれができない、これができない」と文句をいう(愚痴をいう)のは、とんだ筋違い。

というものじゃないのかなぁ・・・。

 

まぁ、このあたりは入試制度の改革もあることだし、AO入試、指定校推薦自体の在り方や扱い方なんかも変わってくるのでしょうね。

早いところでは、AO入試(総合型選抜)や推薦入試でも、知識・技能を必ず課す方向になってきているみたいだしね。

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受験生側の意識も、変わるんだろうな。
もちろん、高校の教師の意識も。

ちょいと古い資料だけど、Benesse教育研究開発センターが実施した調査によれば

推薦・AO入試において面接や志望理由書に加えて学力検査が導入された場合、高校生の12.6%が「もっとレベルの高い大学をめざす」、62.3%が「なんとか勉強して、望どおりの大学を受ける」と回答している。

つまり、推薦・AO入試に何らかの学力試験を導入することによって、高校生の大半は学びに向かう可能性が高い

入学者の学力を担保する確実な手立てとなるのはもちろんのこと、高校の現場からも受け入れられる有効な取り組みとなる。

引用 入試制度改革の見直しと大学に求められる姿勢

という見方もあるようで。

学力が課されたら頑張るようになる割合/出典はBenesse教育研究開発センター「高校生の学習・生活と卒業後の進路に関する調査」(2009年11月実施) 調査対象は、高校1~3年生4635人とその保護者。 グラフは、推薦・AO入試の利用を決めた、またはこれらに関心がある生徒1568人のデータ。

Fランク大学という言葉は、数年以内には消え去ってしまうかもしれません。

 

大学の存在価値

大学はそもそも学問を深める場所、研究機関としての役割で、存在しています。

なので、本来大学側が「学生を教育する必要はない」でしょう。

 

しかし、大学の存在価値が(朝比奈さんがいう”教育困難大学”なんかは、特に)

  • 大卒の資格を与える場所
  • 義務教育延長戦の場所

となってしまっているのが、現実です。

ほぼ、高校も義務教育みたいになっているし、余計に。

 

ようするに、今の日本において、大学は単に

  • 教育の場
  • 大卒の資格取得の場

となっているワケです。

 

あなたはロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが今、青山学院大学を目指して受験勉強されているのをご存じですか?

 

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残念ながら、不合格されたようですね。淳さん。

 

この件(くだり)が、いいか悪いかはおいといて、大学って

(動機はどうあれ)入りたいと志願したから、入る

ってことに変わりはありません。

法律により定められた「義務教育を受ける学校(場所)」じゃないんだもの。

そして、今や単に

大卒資格をとりたいから

っていう理由で入学する人が多くなっている。

 

まず、現状、大学の現場はこうなっている、ということを

「教育困難大学」という言葉まで生み出して、知って欲しいのではないか?

と感じます。

 

主体的に学ぶ学生がいないのは、教育困難大学に限ったことじゃない

大学に入りたいと思う動機は、人それぞれです。

田村淳さんは、知識や学力にコンプレックスがあったから。

「大卒資格が、欲しかっただけ。」

という理由だけで、入学する人もいるでしょう。

むしろ、それが多いのか。

 

このような

  • 「学びたいから」
  • 「知識を深めたいから」

という動機を、もたない学生。

 

記事の言葉を借りれば、学ぶコトに対して主体性がない学生というのは、教育困難大学に通う学生、だけではありません。

  • 入学できるところに入学したかったから、入学した
  • 知名度がある大学に入学したかったから、入学した

「学びたい」という動機が無い時点で、同じことです。

前者は教育困難大学で、後者は教育困難大学じゃない、とはならない。

 

主体的に学びたい、と考える生徒だけが正義なのか?

「学びたいから」という動機が存在せずに、入学する学生なんて、いっぱいいる。

少なくとも、私もそう。

 

教師をしていましたが、はじめから、教師になりたかったワケじゃありません。

入れる大学に入っただけです。Fランク大学かどうかは、知りませんがw

プロフィール

 

それでも、採用試験にパスをして、高校教師としてそれなりに人生を歩んできました。

教員採用試験に絶対受かりたい!という人へ、受かりやすくするために必要な、11のアドバイス

 

何が言いたいか?

 

「主体的に学びたい」と思うのは、興味関心があったり、必要に迫られないと生まれない動機であって

その生まれる時期は、人によって18歳の人もいれば、30歳や40歳の人もいるでしょう。

高校進学の段階(15歳)でもありあえるし、はたまた、死ぬ直前かも知れない。

 

大学で知識や教養が得られなくても、時間とお金を(ある意味、無駄に)使って

  • 興味関心の手がかりを探す
  • つながりを増やす
  • 最低限、大卒の資格

ってことだけを、手にする。

 

これ、ってアカンことなのか?

いや、そんなことは無い(と信じたい)。

 

幸い、私は、卒業間近~卒業後である「ぎりぎり大学生」のうちに「学びたい」って思えた。

  • 「主体的に学びたい」と考えている学生=正義
  • 「主体的に学びたい」と考えていない学生=

これは正しくないハズだ!って、私は言いたい。

 

教師として、何が出来るか?

この「教師の本音」ブログは、教師に向けて発信している(つもりの)ブログです。

 

なので、教師として、「教育困難大学」という言葉から

  • 何を得て
  • 何を生み出し
  • 何を生徒に伝えていくか

こんなところまでを紹介すべきでしょうが、あいにく私は、この問題に対する「唯一の解」を持ち合わせていません。

 

しかし、これだけは分かります。

上級学校に進むのは、人生のゴール(目標や目的)を迎えるための、手段の1つにしか過ぎない

ってこと。

 

価値観が多様化し、AI化・IoT化がますます進み、少子高齢化の影響もキツイ日本。

今までの当たり前が、当たり前じゃ無くなる、これからの日本。先が見えない、と言ってもいい。

>>これからの教師の仕事はどう変わる?!働き方やスタイルの変化を予想してみる

 

そんな

  • 先の見えない未知を歩かされ
  • オリジナル、自分らしさを大事にしたがる

独創・結果主義の、若者が

  • 変化・異端を嫌い
  • 前にならえ、の精神で

努力・犠牲を美徳とする、年長者の世界に

飛び込む前のステージ。

 

それが、今の日本の大学や専門学校の位置づけということ。

既に短大は、差別化を図ることに失敗して、消えつつあります。

 

大学や専門学校だって、これからはいつ「カルチャースクール」のような扱いになるか、わかったもんじゃありません。

 

進学は、あくまで選択肢の1つ。

この当たり前をきちんと、進路指導の際、特に進学するかどうかで悩んでいる生徒に対して、伝えるべきだと思います。

 

手段が目的であってはいけない。

出来るなら(18歳にそれを求めるのは酷だけど)、目的を先にはっきりさせる方がいい。

そして、その手段を利用したからといって

  • 何を得るか
  • 価値があったなんか

なんて、受け入れる側(大学)も、サポートする側(高校教師や保護者)も関係ない。

手段を利用する、本人次第。

 

教師が必要なのは(特に高校教師)、進路指導で提示する情報はあくまでも

あなたの人生にとって、ゴールを目指すための手段の1つである

ということ。このことを確認してあげることが大事だ、と記事を読んで思いました。

 

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