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子どもの入学式と、生徒の入学式がかぶった!さぁどうする?

子どもの入学式と、生徒の入学式がかぶった!さぁどうする?

桜

3~4月は、卒業・入学のシーズン。

  • 教師をしている。
  • なおかつご家族、(特に小さな)お子様がいる。

こんなご家庭では

数年に一度だけ、校内人事がひどく気になること、ありませんか?

女性シルエット

子どもの入学式(卒業式)と、新入生の担任(卒業生の担任)がかぶってしまったら、どうしよう・・・

 

って。

 

本日は、そんな

あなたの子どもと、受け持った生徒の入学・卒業がかぶってしまったときどうするか?

これについて、話を進めていきたいと思います。

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色々な場合を想定して、分けて考えていきます。

 

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わが子と生徒、どちらを優先すべきか

意見のずれ

少し前(2014年4月11日)に、埼玉県の教師が実際に入学式を欠席して、話題になったようです。

県西部の県立高校で50代の女性教諭が長男が通う別の高校の入学式に出席するため、担任を務める1年生の入学式(8日)を欠席していたことが分かった。新入生の保護者らは「今の教員は教え子より息子の入学式が大切なのか」と困惑している。

関根郁夫県教育長は11日に開いた県立高校の校長会で「担任がいないことに気付いた新入生や保護者から心配、不安の声が上がった」と、この事実を報告した上で「生徒が安心して高校生活をスタートできる体制づくりと心配りに努めてほしい」と異例の“注意”を促した。

関係者によると、入学式の担任紹介の中で校長が女性教諭の欠席理由を説明。女性教諭は「入学式という大切な日に担任として皆さんに会うことができないことをおわびします」という文章を事前に作成し、当日、別の教諭が生徒らに配ったという。

引用 埼玉新聞「担任、息子の入学式へ…高校教諭勤務先を欠席、教育長が異例の注意」 2014/04/11

当事者でもなければ、何年も前の話ですので、この記事(及びこの事実)に対する私のツッコミや、ツッコミをした方に対して過剰に反応するのは、避けます。

疲れますからね(笑)私の言いたいところとズレますし。

 

とりあえず、「教師が入学式を休んだら…」という事実だけを簡単にまとめると

タイミングが悪ければ(法律上何も問題なくても、理由によって)教師は家庭を優先したら、問題となりうる

ということです。

 

世間の声は?

アンケート

この件(埼玉県の事例)に関する、意識調査もあったようです。

問題だと思う 44.4%
問題だと思わない 48.0%

参照 Yahoo!ニュース意識調査

ちょっと同情派が多い印象もありますが、ま、半々に分かれていますね。

 

そのほかにも、本記事を書くためにいくつか情報が掲載されているサイトを読みましたが、溜飲が下がる程の正解が無い。

難しい問題だからか、いずれも半々…。

どのサイトも、主観的な(感情論や精神論、道徳論に基づく)意見が飛び交うだけで、見ていて疲れるというか、なんだか、嫌な気分になるだけでした。

 

例えば「民間なら休めたか?」なんて意見がありました。

これは、根本的な解決策でもなんでもなく、単に「足の引っ張り合い」に聞こえちゃいます。

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「私達は苦労しているんだから、甘えてるんじゃねーよ!」って言ってるだけじゃん。

 

ぜーんぶの意見を、(私なりに)シンプルにまとめれば「教師がわが子の入学式を優先させる」と

  • 教師が校務より家庭を優先するのは、倫理観の欠如かどうか。
  • 仕事至上主義は、良いのかどうか。
  • 教師はすべてを犠牲にしてでも、生徒のために生きるべきかどうか。

こんなところかなと思います。

 

どちらが正しいとは、言えない

話を飛躍させます。

 

子どもと生徒、どちらを優先させるか?については

パートナー(妻や夫など)と子ども、同時に溺れたら、どちらを助けるか?

と同じように、究極の選択に感じました。

 

どちらも、自分にとっては大切な存在。しかし、あなたは一人しかいない。

でもどうしても、優先順位をつけないとならない。そんな時どうするか?

これに近いと思うんです。

 

色々な代替案や可能性が、脳内を駆け巡ります。

男性と女性とでは、考え方も違うでしょう。

 

それでも、ハッキリしていることは

今そこにいるパートナー・子どもを救うチャンスは、二度と訪れないし

今そこにいるパートナー・子どもは、二度と目の前には現れない。

 

わずかな愛情の強弱、打算や機会損失みたいな考えも出てくるかもしれない。

どちらか一方を救った後に、救ってない方を考えると、後悔が生まれるかもしれない。

それでも「これで良かったんだ」と、自分に言い聞かす。

 

どちらの結末を迎えても、心の底からハッピーエンドを迎えるには至りません。

どちらも、あなたを必要としているが、どちらかはあきらめなくてはならない状況

 

だいぶ話を飛躍させましたが、そんな状況をイメージしました。

これの正解って、なんなんでしょうか。

どちらが、すばらしい考え方なんでしょうか。

 

わが子と生徒、優先するべき条件は?

メリット

私なりに咀嚼し、考えてみました。

 

男性脳の私は、嫁にも話を聞いて(女性的な意見も参考にして)正解とはいきませんが、いくつか着地点みたいなものが見つかってきました。

男性シルエット

子どもの式典・行事には、参加しない。

男性シルエット

何があっても、仕事至上主義が正しい。

 

と考える方は、悩む必要が無いので配慮していません。

 

卒業式は、生徒を最優先

たぶんこれは、正解に近いと思っています。

 

わが子の卒業式と、(特に担任をしている)生徒達の卒業式が重なったら

生徒の卒業式を、最優先に考える。

 

理由は簡単です。

今後二度と、その生徒たちと関わりがなくなるからです。

 

厳密にいえば「卒業後」学校に遊びに来てくれたり、「同窓会」で再び出会ったりする可能性は大いにあるので、今生の別れとまでは、言えません。

反対に、卒業式で先生(または生徒)と会わない方が、晴れやかな気分になる生徒(または先生)もいるかもしれません(笑)

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最後の日が、すばらしい日になるとも限りませんからね。

 

余談ですが、私は(自身の)中学の卒業式で

  • どうしても行きたかった◎◎高校に、落ちていた。
  • (私の判断・分析で決定した)滑り止めのつもりで受けた△△高校に合格し、春から通うことになっていた。

そんな私に向かって、担任は

卒業証書を手渡すと同時に、こう言ってきました。

女性シルエット
担任

(私の学力で)△△高校に行けるなんて、奇跡が起きたね。
頑張ってね!

凄く悲しい気持ちになりました。

そんな卒業式の思い出がある生徒もいます。

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今となっては笑い話のネタです

詳しくはこちら。
>>担任から言われて嫌だったこと。

 

先生であるあなたが、卒業式に出たからといって

  • 全生徒にとって意味を成すか?
  • ありがたいか?価値があるのか?

と聞かれたら、必ずしも「ある」とは言い切れません。(だって私が、ほら。・・・ね?)

 

それでも、やはり「生徒の卒業」は、わが子のことよりも最優先に考えるべきでしょう。

あなたの替えは効かないし、今後もう二度と、その生徒達は目の前に現れませんから。

 

パートナーの有無、わが子の年齢(学年)、わが子の意思により、決定する

わが子を優先するか、生徒(仕事)を優先するか。

これは、次のような条件によって、答えが変わってきます。

 

パートナーや親族等、代わりがいないなら、わが子優先

私が教師をしていて、入学式(または卒業式)に

生徒の保護者(両親以外含む)が、誰もこない事態

というのは、遭遇したことが無かったです。必ず保護者の誰かは、いました。

 

なので、私は、保護者が来なかった生徒の気持ちを「推し量ること」しか出来ませんケド

保護者が誰もいない状況で迎える入学式や卒業式というのは、おそらく「相当寂しい」ものだと思います。

そんな寂しい思いを、わが子にさせたいと思う親は、絶対いません。

 

大病患っていたとか、三つ子で進学先が全員バラバラなのに、すべて同じ日だったとか。

そんな「どうしても参加できない事情」があるなら、話は違いますけどね。

 

わが子に寂しい思いをさせても、致し方ない。」と考えている保護者が居たら、そんな人はきっと

男性シルエット

仕方ないだろ…どうしようもないんだから。

とか理由を見つけて、自分を正当化したいだけだと思います。

 

わが子の晴れ舞台に、あなた以外、それを見守ってくれる人が誰も居ない。

そうであれば、生徒よりもわが子を優先するべきです。

 

反対に、誰か出席できるのであれば

  • その方にビデオや写真を撮ってもらうだとか
  • その日の様子等を、聞かせてもらうだとか

色々な手立てがあるハズですから、生徒を優先した方がいいかな、と思います。

 

わが子が小学生までなら、わが子を優先で

これは、他のサイトでいくつか拝見しましたし、嫁と話しても、ある程度納得出来ました。

 

わが子の成長、特に幼少期の成長(変化)は、とても早く

その成長を目の当たりにした時、あなたの幸福感や満足感というのは計り知れないものがあるハズです。

 

それを目の当たりにできるのは「小学生くらい」までじゃないでしょうか。

もちろん人によっては、中学や高校、ひょっとすると大学の場合もあるとは思います。

 

それでもやっぱり、式典に限らず

「小学生まで」が、わが子の成長を一番感じられる

ハズです。

 

「泣いてばかりいたわが子が、みんなと笑顔で過ごしている…。」

「ついこないだまで、つたない言葉しか喋っていなかったのに、堂々としている…。」

 

想像しただけで、もう私は…

うぅ…(泣)

…。

…涙腺が崩壊しそうです。

 

ま、世間一般的な感覚でいうと

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小学校の入学式(または卒業式)に出るんだったら、仕事休んでも大丈夫じゃない?

という感覚は、あると思います。(休んで生じる被害の程度によるけど)

 

わが子が小学生まで。

ここに一つのボーダーラインがあると思います。

 

冒頭紹介した記事は

高校教師が仕事を休み、わが子の高校の入学式に参加

していました。

背景がわからないので、決めつけることは出来ないですが、お子さんが「高校の入学式」ではなく「小学校の入学式」だったならば、反応は大きく違っていたと思います。

 

わが子の意思や本音に委ねる

逆に、小学生より大きい場合。

すなわち中学生以上なら、わが子の意思を尊重して、決めた方がいいでしょうね。

親のエゴになりかねないし。

 

「わが子か、生徒か悩む。」

という事は、行ける(休みとか予定がつけられる)なら、わが子の式に参加したい!と思っているハズですよね。

 

「来てほしくない。」っていうわが子を無視して、行くことはあっても

「来てほしかった。」というわが子を無視して、欠席することは避けたいところですからね。

 

どちらかを選ぶ状況を、作らないために

解決策や、唯一解みたいなのはないと思います。

条件にわけたところで、千差万別の家庭事情をすべて網羅できるものも、ないハズです。

 

しいて言えば

どちらかを選ばなくてはならない、という状況を作り出したこと

これ自体に、問題があるように思います。

 

よって、最善策は

どちらかを選ばなくてはならない状況を、回避すること。

これが大事になってきます。

 

さっきの溺れるイメージを再び引き合いに出せば

そもそも、川に近づけさせない。

って感じですね。

 

次年度の校内人事希望で、キチンと希望を出しておく

書類を書く

ほとんどの学校で、年度末に「次年度の校内人事」の希望を提出するはずです。

  • 全く考慮されないことだって多々あるし、考慮されなくても大きな問題にならないし。
  • そもそも、異動になったら無駄じゃね?意味なくね?

という代物ではありますが、それでもやはり「前年度から」動いておいて、損はないです。

 

年度末に提出する「校内人事希望用紙」で、わが子と同じ学年の配属は希望しない。(その他の学年を希望する。)

校種が違っても、です。(例:4月に小学1年生になるお子様がいるなら、中学2年や高校3年を希望するなど。)

 

仮にあなたが異動になったとしても、赴任先へ申し渡しされる可能性は、大いにあります。

実際「良いうわさ・悪いうわさ」や「教師としての力量」なんかは

赴任先の管理職から、今いる管理職に相談の電話が、ありますからね。

 

年度当初、早い内に管理職に相談しておく

お願いをする

  • 管理職が変わるタイミング
  • あなたが異動するタイミング

であれば、尚のこと都合がいいです。(お互いに情が移っていないので)

 

年度当初(出来れば、校内人事で”教頭が頭を悩ます4月1日や2日”)に

「私は、今年、家庭を優先して働きたい。」

ということを、しっかりと管理職に伝えておきましょう。

 

ほとんどの管理職は、難色を示すでしょう。

それでも「子どもを育てている教育現場」が「あなたの家庭は、犠牲にしなさい。」と言えるハズがないのです。

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家庭を優先して、働きたい

こんなことを言ってしまうと、世間から「やっかみ」を言われそうですね。

 

でも、これを言える環境にあるのが教育の職場。そういった意味では、甘い職場環境です。

最大限利用してやろうじゃないですか。

 

教師人生のうち、そんなワガママを言うのは、多くても5年間(5回)かそこらです。

仮に35年の教師人生だとしたら、7分の1です。14%です。

 

あなたのワガママによって、ほかの同僚に不利益が発生するかもしれません。

しかし、そこをあなたが気にする必要は、まったくありません。

(って言われても気にしちゃう気持ち、わかりますけどね…。)

 

校長は、校務をつかさどり、所属職員を監督する。
副校長は、校長を助け、命を受けて校務をつかさどる
教頭は、校長(副校長を置く小学校にあつては、校長及び副校長)を助け、校務を整理し、及び必要に応じ児童の教育をつかさどる。

引用 学校教育法第37条 第4項・5項・7項

校内業務(校務)の適正化をはかるのは、管理職の仕事です。

必要以上に、あなたが悩む必要はまったくありませんから、安心してあなたの希望を事前に伝えるようにしてくださいね。

 

早めに、年休(有給)を出しておく

本来、年休(年次有給休暇、有給)取得に、理由は不要です。

そういった意味では、埼玉県の例だと、年休で休んでいるのに

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なぜ休んだ理由を、校長が発表しているのか?

疑問に思うところがあります。

ま、そこは置いときましょう。

 

周り(特に生徒)に迷惑がかかることではあるし、今後あなたの働きやすさにもつながるため、事前に「管理職の了承」を得てからの方が良いのは間違いないですね。

 

そこまでして、子どもの入学式・卒業式に出たいかどうか。

元も子もない表現に聞こえますが

  • いろいろなところに根回しをして
  • 他人の顔色をうかがってまでして

わが子の式典に出席したいかどうか。

 

これについて、今一度考えてみましょう。

きれいごとを抜きにして。

 

残念ながら、今の日本、今の教育現場は、それが大きな心のよりどころになると感じています。

自分しか自分を守ってくれるものは、いませんからね。

 

生徒を大事にするか、家庭を大事にするか。

いずれの選択をしたとしても、あなたに、ゆるぎない「信念・決断」があれば、どちらの選択をしても「後悔はほとんどしない」はずです。

 

参考にならないかもしれませんが、私の意見をいうと

休めるように、あらゆる努力を惜しまずに行うけど、休めない状況となってしまったら、仕事(生徒優先)する。

ですかね。

 

まとめ

感情や、倫理感など心が作用するようなことは省いて、事実や大事なことだけを、まとめます。

  • 家族に代わりは居ない。あなただけ。
  • 担任は替えが効く。あなた以外も教師はいる。
  • 担任が不在で、いいスタートをきる・いいゴールを迎えることは、できない。
  • 休むなら、事前に休むことを伝えておく、知らせておく。
  • あなたがいない代わりの手立てが、あるかどうか。
  • 生徒のことも大事。わが子のことも大事。

 

本質的にこの悩みは、「教師の部活動問題、長時間勤務問題」と近いところもあるように感じます。

いざというとき、困ったり悩んだりした際の参考になれば幸いです。

 

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